
ブラジルのメディアは4日、ルラ大統領が6日から米国を訪問し、7日にワシントンでトランプ大統領と会談する予定だと伝えた。中東情勢などで意見の隔たりが大きい両氏が歩み寄りを見せ、両国間の関係改善につながるかどうかが焦点となっている。
首脳会談では、関税やレアメタル(希少金属)の扱いといった経済分野に加え、ベネズエラ情勢や中東問題、国際的な組織犯罪への対応など幅広いテーマが議論される見通しだ。
トランプ氏は昨年、自身と近い関係にあるブラジルの右派・ボルソナロ前大統領に対する裁判を「政治的迫害」と糾弾し、左派のルラ政権への圧力を強めた。これにより両国関係は悪化したが、その後、電話や対面でのやりとりを重ねる中で緊張は徐々に和らいでいる。
ただ、ルラ氏はトランプ政権に対する批判を続けてきた。今年4月にはイラン情勢をめぐり、「トランプ氏による脅迫は民主主義にとって好ましくない。イランとの戦争は無意味だ」と非難している。
両首脳は1月26日の電話会談で、ルラ氏が3月にも米国を訪問する方向で合意していたが、中東情勢の悪化を受けて延期されていた。(共同)